トカゲとワニの違いとは?

一般的に知られているトカゲとワニの違いといえば、ほとんどが見た目の部分であり体の構造や生態的な部分での違いはなかなか知られていません。

特にワニは爬虫類の中でも特に大きいので、小さめの種類が多いトカゲと比較するとパッと見ただけで違いがわかると思います。

今回は見た目だけでなく、生物学的、生態的な観点から見るトカゲとワニの違いについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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生物学的な分類について

トカゲとワニは見た目こそ似ていますが、もちろん別の種類の生き物ですので、生物学的な分類も異なっています。

たとえばトカゲは有鱗類であり、ワニはワニ類といった感じで分けられています。

ちなみに有鱗類はトカゲの他にもヘビがそこに分類され、合計で7000種類以上もの爬虫類が有鱗類であるとされています。

ワニ類はワニ目とも呼ばれ、クロコダイルやアリゲーター、その他のワニ類はすべてこのグループに分類されています。

一般的に私達がイメージするワニといえば水の中に生息し、たまに地上にあがって餌を捕食する姿がほとんどだと思います。

しかし、白亜紀などの古代ではずっと陸に生息しているワニや草木を主食とするワニもいたそうです。

また、ワニ類の生物は爬虫類の中でも最も鳥類に近い生物とされているので、その部分でもトカゲとの違いを比較することが出来ます。

トカゲとワニの鱗の違い

生物学的な分類の他にも、トカゲとワニは鱗を見ることでその違いを認識することが出来ます。

例えばトカゲの場合は至近距離で鱗を見てみると、細かい鱗が規則正しく並んでいるのですが、ワニの場合は角ばっていて少し大きめの鱗がトカゲよりかは不規則に並んでいます。

この鱗の構造の違いによりトカゲはワニよりも体を柔軟に動かし、俊敏性を出すことが出来ます。

ワニの鱗の構造はトカゲよりも柔軟性や俊敏性は無いものの、鱗がかなり硬くなっているので身を守る鎧のような役割を果たしてくれるということです。

ジャングルなどに住むワニはヒョウやアナコンダなどの他の肉食獣に襲われやすいため、このように身を守る鱗として進化したという仮説が立てられています。

まとめ

○爬虫類の中でもトカゲは有鱗類、ワニはワニ類に分類される
○白亜紀には陸に生息しているワニや草食性のワニも存在していた
○トカゲは俊敏性に特化した鱗、ワニは身を守るための硬質化した鱗を持っている

今回はトカゲとワニの違いについて、普段ではなかなか知ることが出来ない部分を解説しました。

特に鱗は近くで観察することはなかなか出来ませんので、トカゲとワニの鱗の違いを初めて知った人も多いのではないでしょうか。

その他にも細かい違いなどはたくさんありますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

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