トカゲが土の中に潜る行動をとる3つの目的とは?

トカゲを飼育したことがある人なら分かる方もいると思いますが、トカゲというのは土の中に潜ろうとする習性を持つものがいます。

全てのトカゲがそうであるとはいえないのですが、土の中に潜る行動をするトカゲは約半分以上を占めています。

今回の記事ではなぜトカゲは土の中に潜ろうとするのか、その行動の目的を3つご紹介していきますので参考にしていただければと思います。

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トカゲにとって土の中は安全?

トカゲが土の中に潜る行動をとる1番目の理由は、隠れ家として利用しているということです。

トカゲは大きく分けて樹上性のトカゲと地上性のトカゲがいるのですが、地上性のトカゲはほとんどが土の中に穴を掘って、そこを自分の住処としています。

土の中に住処をつくることは多数のメリットがあります。

例えば自分よりも強い生物に襲われたときは土の中に身を隠すことが出来ますし、外気温が低下してくると土の中に行けば少し温まることができるからです。

ちなみにトカゲにとっての天敵はヘビなのですが、なぜかというとヘビは体が細長いためトカゲの掘った巣穴にスルッと侵入することが出来てしまうからです。

土の中は安全といえど、ヘビのような生物に襲われてしまうとひとたまりもないということですね。

また大量の雨が降った時も巣穴に雨水が入り込んで、巣穴が崩壊してしまうこともあります。

そのときはトカゲは岩陰や木の陰などに移動して、雨をやり過ごすと言われています。

冬眠や産卵も土の中

トカゲが土の中に潜る行動をとるもう2つの理由というのは、冬眠と産卵です。

特に冬眠はトカゲ以外の野生の生き物でも土の中に潜ったりする生物が多いのはみなさんもご存知なのではないでしょうか。

トカゲは冬眠中は体温が下がるので仮死状態のような感じになり、一切の活動を停止します。

そして春が来て周りの気温が上がってくると、トカゲの体温も上がっていき、再び体が動くようになるという事です。

産卵で土の中に潜るのは、卵を安全な場所に隠すためです。

特に鳥などはトカゲの卵を見つけて食べてしまう種類も多いので、トカゲにとっては脅威となります。

自分の子孫を残すためにも、トカゲにとって土の中を利用するということは非常に重要なことなのです。

まとめ

○トカゲが土の中に潜る主な目的は、巣穴、産卵、冬眠の3つ
○巣穴は外敵から身を守ったり、体温調節もすることが出来る
○卵は外敵から狙われやすいため、かならず土の中に産卵する

今回はトカゲが土の中に潜る行動をとる3つの目的について解説してみましたが、いかがだったでしょうか。

もし今後みなさんが自然が多い場所を歩いていて、地面に小さな穴が見えたらそこはトカゲが掘った穴かもしれません。

掘り返したり踏んだりせずにそっとしておいてあげましょう。

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