トカゲの進化の過程や恐竜との関連性について

硬い鱗、鋭い牙と爪、肉食性、このようにトカゲと恐竜についての共通点はたくさんあります。

しかしここで恐竜の進化したした結果が現在のトカゲである、という答えを導き出すのは実は間違いです。

今回の記事ではトカゲの進化の過程や恐竜とトカゲの関連性について解説をしていきたいと思います。

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恐竜とトカゲには実はあまり関連性がない

トカゲと恐竜はまさに似通った見た目をしていますが、驚くべきことにこの2種の関連性はほとんど無いということが現在の調査ではわかっています。

では恐竜と最も関連性が深い生物とは一体なんだと思いますか?

それは「鳥類」です。

この説は1860年に始祖鳥の化石が発見されたときに仮説が広まり、1990年代に中国で羽毛の生えている恐竜、シノサウロプテリクスの化石が発見されたことにより信ぴょう性が深まりました。

シノサウロプテリクス以外にも、ラプトル類にも羽毛があったことが確認されていますし、近代の研究によるとティラノサウルスにも実は羽毛が生えていたのではないかという予測が立てられているため、やはり鳥類と恐竜は深い関連性があるということが分かります。

私達が普段生活で見かけるのはハトやカラスなど恐竜とは似ても似つかない全く別の生物、しかしそんな彼らが恐竜から進化した生物だというのは衝撃の事実です。

トカゲの進化の始まりとは

トカゲの進化の始まり、つまり先祖の正体は「メガキレラ」という生物で、このメガキレラの化石はイタリアのアルプスで発見されました。

当初はこのメガキレラがどのような生物だったのかは定かではなかったらしいのですが、イタリアの研究施設で最新鋭のマイクロCTスキャンで検査した結果、メガキレラがトカゲの先祖だということがハッキリと確定されたということです。

さらにこのメガキレラが生息していた年代も推測されており、約2億4000年前だそうです。

これらの情報から、トカゲの原型となる生物は大昔から存在していたという事が分かります。

そう考えると、現在世界中に数百種類以上存在しているトカゲはこのメガキレラから始まり、様々な進化を遂げたのでしょう。

水中に適応したもの、砂漠に適応したもの、ジャングルに適応したもの、そのほかにも様々な環境に適応したトカゲがいると考えると、進化の分岐というのは恐ろしく細かいものであるということが推測できます。

まとめ

○トカゲと恐竜は見た目が非常に似ているが、実は関連性はほとんどない
○始祖鳥やシノサウロプテリクスなどの化石の発見により、鳥類の先祖は恐竜だという事がほぼ確定となっている
○トカゲの最も古い先祖はメガキレラと呼ばれる生物で約2億4000年前に生息していたとされる

今回はトカゲの進化の過程や恐竜との関連性についての解説をしました。

しかし、恐竜についての研究というのは現在進行形で新たな事実が発表されているという現状もあり、また何年後かするとさらに衝撃的な事実が発表されるかもしれません。

その中でも恐竜と鳥類が深い関連性を持っていたということは事実であり、恐竜たちにも羽毛が生えていたと考えるとなんだか不思議な感じがしますよね。

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