トカゲを飼育したい人はもちろん幼体のころから飼って、成体に成長しきるまで育てたいという人が多いと思います。
しかしトカゲの幼体は非常にデリケートですので、飼育環境や餌などに気を使わないと死んでしまう可能性もあります。
今回の記事ではトカゲの幼体に最適な餌についてご紹介し、さらにトカゲの成長により体の色はどのように変化していくのかについても解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
トカゲの幼体の餌で気を付けるべきこと
トカゲの幼体に餌を与える際に気を付けておきたいのは、栄養価と餌の大きさという2つの点です。
栄養価はもちろん大事なのは誰でもわかると思いますが、なぜ餌の大きさもポイントとなるのでしょうか。
それはあまり餌が大きすぎると、トカゲの幼体が捕食したときに喉に詰まって窒息してしまう可能性があるからです。
基本的にトカゲは餌を丸呑みして食べますので、かならず餌の大きさには注意してください。
また栄養価的な面でいえば、必ず生きた餌をあげた方が良いです。
缶詰や冷凍されている餌もあるのですが、栄養価的な部分ではやはり生きた餌にはかないませんので、小さいサイズのコオロギやミルワームなどをあげると良いでしょう。
ほとんどのペットショップでは餌用のコオロギがサイズごとに分類されていますので、飼育しているトカゲのサイズに合わせて飼うのがベストです。
雑食性のトカゲの幼体を飼育している場合は、コオロギなどの生餌と葉物系の野菜を交互に与えて、どちらもしっかりと食べられるようにしておくと、成長した後もバランス良く食事をとることが出来ます。
トカゲの成長と色の変化について
トカゲを幼体から育てて成体へと変化していくときに、体の色はどのように変化していくのでしょうか。
これに関してはトカゲの種類によっても色の変化が異なってきますので一概には言えないのですが、成長に比例して色の濃さが深まっていくという点が挙げられます。
例えばグリーンイグアナは幼体のころは明るい緑色なのですが、成長するにつれて緑色が濃くなり、最終的には深緑色っぽくなります。
フトアゴヒゲトカゲも最初は明るい黄土色だったり茶色だったりするのですが、成長につれて濃い茶色になったり、暗めの黄土色になったりします。
例外なトカゲも多数おり、成長につれて体の色が全く別の色に変わったり、尻尾などの体の一部分が色を変えたりするトカゲなど多種多様となっています。
まとめ
○トカゲの幼体の餌は栄養価と大きさの2点について注意する
○雑食性のトカゲの場合は幼体のころからしっかりと野菜も食べさせると良い
○ほとんどのトカゲは成長するにつれて体の色に深みや濃さが増していく
今回はトカゲの幼体に適した餌や、成長に伴う体の色の変化について解説をしてみました。
今後トカゲを幼体から飼育してみたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。