トカゲの中でも夜行性の種類にはどのような特徴があるのか

トカゲの中でも昼に行動する昼行性、夜に行動する夜行性のどちらもいるということは意外と知られていない事実です。

特に私達が日本で見かけるトカゲは昼行性なので、夜に活動するトカゲはいないと認識されている方が多いのではないでしょうか。

今回はトカゲの中でも夜行性の種類にはどのようなトカゲがいるのか、そしてどのような特徴を持っているのかということについて解説していきたいと思います。

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夜行性のトカゲは昼に何をしているのか

夜行性のトカゲとして一番ポピュラーなのはオマキトカゲという種類のトカゲです。

森林に多く生息しており、樹上で生活をするトカゲです。

ではこのオマキトカゲは夜に活動をする傍ら、昼は何をしているのでしょうか。

実はオマキトカゲは昼の間は木の中に空いている穴に身を潜めて眠っています。

その他の夜行性のトカゲも、昼の間は夜に活動するエネルギーを貯めておくため、そして外敵に襲われないようにするため穴を掘ったり、木の穴を利用して隠れられる状態にしてから眠っています。

ちなみに夜行性のトカゲが多く生息しているのは、暖かい地域だとされています。

トカゲは変温動物ですので、日本のように夜になるとかなり寒くなる地域では体が上手く活動しないからです。

ヤモリには夜行性が多い

トカゲと姿形が似ている生き物といえばヤモリですが、実はヤモリはほとんどが夜行性です。

なぜならヤモリは日光を浴びなくても、餌を捕食することで体内にビタミンを作ることが出来るので、夜に活動することが出来るからです。

それに対してトカゲの多くは日光を浴びないと体内でビタミンを作ることが出来ないので、昼行性の習性を持つトカゲが多いということになります。

またヤモリはトカゲと違って壁などをよじ登ることが出来るので、夜中に小型の虫などが壁を這っているときにすぐに捕食することが出来ます。

クモやゴキブリなども暗い環境を好み、壁を伝って移動することが多いのでヤモリにとっては格好の餌となるということです。

このようにトカゲとヤモリは姿形こそ似ているのですが、昼と夜とで活動パターンがハッキリと別れているということが分かります。

まとめ

○夜行性のトカゲは昼の間は木の穴や巣穴など、安全な場所に隠れている
○日本に生息しているトカゲはすべて昼行性である
○ヤモリは日光を必要としないので、ほとんどが夜行性である

今回は夜行性のトカゲの習性などについて解説をし、ヤモリとトカゲの昼夜の行動パターンの相違点についても紹介してみました。

まだ発見されていないだけで、もしかすると今後調査が進むにつれて昼行性のヤモリが発見される日が来るのかもしれません。

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