トカゲというのは体調などに問題があると、死んでもいないのに体が動かないという様子が見られます。
トカゲをペットとして飼っている人にとっても、トカゲの動きが鈍かったり、トカゲが全く動かないという悩みは多くの人が経験しているようです。
今回の記事ではトカゲが動かない、トカゲの動きが鈍いように見えるときに出来るトラブル解決方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは温度の確認から
トカゲが動かない場合、一番可能性が高いのはケージ内の温度が高すぎる、もしくは低すぎるということです。
トカゲは変温動物ですので私達人間のように体内での温度調節が出来ません。
なので周りの気温が変動すると体調も乱れて、トカゲの体が動かないという事態に発展してしまうのです。
もしトカゲの様子がおかしかったら、ケージ内の温度を2,3℃くらい変えてみてどのように変化するのかを観察してみてください。
もし温度を変化させても変わりがない場合は、霧吹きなどで湿度を高めてあげたり、スポイトなどで水を与えてあげてみてください。
とにかく環境を少しずつ変えてみて、トカゲの様子を見つつ調整をしてみることが重要だということです。
餌を食べない場合は無理に口をこじ開けようとせず、目の前に置いてみて食いついてくれるのを待ちましょう。
これらのことを試してみても改善が見られないようでしたら、動物病院などに診察をお願いしてください。
骨折で動かない場合もある
トカゲの骨はとてもデリケートで、紫外線を十分に浴びなかったり栄養が足りていなかったりすると簡単に骨折を起こしてしまいます。
もし温度を変化させてもトカゲが動かない場合は前足や後ろ足が骨折してしまっているケースも考えられます。
このような事態に陥らないためにも、普段からケージ内に紫外線ライトをつけ、餌もミルワームなどの栄養に偏りのあるものではなくて栄養バランスの高いコオロギを多めに与えるようにしてください。
爬虫類用のカルシウムサプリもありますので、こちらも合わせて使用しておくと効果が高いでしょう。
もし骨が折れてしまった場合は先ほど述べたように動物病院で診てもらうことを最優先にしておきましょう。
まとめ
○トカゲが動かない場合はケージ内の温度や湿度を変えてみる
○動かないときでも餌を無理やり食べさせようとしないこと
○骨折で動かないという可能性もあるので、紫外線ライトや餌の栄養バランスに気を付けておくこと
今回はトカゲが動かない、動きが鈍いように見えるときの対処法についてご紹介しました。
トカゲが動かない状態になると飼い主はとても不安になってしまいますが、落ち着いて対処していくことが重要です。
そしてトカゲの様子を注意深く観察し、改善が見られなかったら必ず動物病院で診てもらうと良いでしょう。