トカゲを飼育するうえで欠かせない道具といえば、紫外線ライトです。
ペットショップに行くと爬虫類用紫外線ライトだけでも10種類くらいは置いてあるため、初心者だとどれを選べば良いのか分からないと思います。
今回の記事ではトカゲ飼育初心者の方にお伝えしたい、紫外線ライトの使い方やトカゲが紫外線を必要とする時間について解説していきたいと思います。
紫外線ライトを必要とする時間について
トカゲが紫外線ライトを必要とする時間ですが、そもそも紫外線ライトは何のためにあるのかを考えることでこの答えは導き出されます。
紫外線ライトが必要な理由、それは自然界での太陽の動きを飼育下でも再現するためです。
つまり朝に紫外線ライトをつけることで太陽が昇ってくる状態を再現し、夜に紫外線ライトを消して太陽が沈む状態を再現する、この大まかな流れさえ守っていればトカゲにとってはベストな紫外線の量を浴びることが出来ます。
逆に夜になっても紫外線ライトをつけっぱなしだと、トカゲの体内サイクルが朝と夜とを混同してしまい体調の悪化につながる可能性があるのです。
トカゲにとって紫外線は必要不可欠なものとはいえ、あまりにも長時間当て続けることは控えるようにしましょう。
もちろんトカゲの種類によっても適切な時間は異なってきますが、だいたい8~10時間ほどの使用が望ましいと言われています。
紫外線ライトの使い方について
紫外線ライトを使う際には、飼育しているトカゲの種類によって紫外線ライトの種類も使い分けると良いでしょう。
例えばカナヘビやスキンクなどの小型のトカゲを飼育する場合は電球型やスパイラル型と呼ばれる小型の紫外線ライトを使用することをお勧めします。
小さい水槽で電球型の紫外線ライトを使用すれば、少ない電力でケージ内全体に紫外線を照射させることが出来ます。
取り付けも比較的簡単なので、初心者にとっても扱いやすいです。
続いてモニターやグリーンイグアナなど比較的大型のトカゲを飼育する際には蛍光灯型の紫外線ライトがお勧めです。
蛍光灯型の紫外線ライトを使用することによって、広い水槽でも隅から隅まで紫外線を行きわたらせることが出来ます。
これらの特徴を踏まえたうえで、自分が飼育しているトカゲに合う紫外線ライトはどんなものか考えてみましょう。
まとめ
○トカゲにとって紫外線ライトは自然界における太陽の役割を果たしている
○紫外線ライトは朝つけて夜消すというサイクルを基本的に守ると良い
○電球型、蛍光灯型など紫外線ライトには種類があるので、飼育しているトカゲによって使い分ける
今回ご紹介した通り、トカゲの飼育と紫外線は非常に深い関わりがありまだまだ説明しきれていない情報もたくさんあります。
他のトカゲ飼育マニュアルやネットでの情報も参考にしつつ、紫外線や紫外線ライトについての正しい知識を身に着けていきましょう。