トカゲの飼育をしたい方が気になるポイントといえば、まずどんなトカゲを飼うべきなのか、ということだと思います。
例えば見た目が可愛いから、カッコ良いからという理由だけで選んだとしても、そのトカゲの飼育が難しければ最後まで飼うことはなかなか難しいでしょう。
今回の記事では始めてトカゲの飼育をしてみたい方のために、初心者向けのトカゲについてご紹介していきたいと思います。
日本産の初心者向けのトカゲとは
日本国内において一番飼いやすいトカゲといえば「ニホンカナヘビ」です。
当然のことですが日本に住んでいるため、四季の変化にも順応していますし、小型で温和なためよっぽどなことが無ければ噛みつくこともありません。
顎の力も弱いため、万が一噛みつかれたとしても人間の手には傷はつかないでしょう。
何よりニホンカナヘビを飼いやすい一番の理由は、ペットショップで飼わなくても岩の下や草むらを頑張って探せば野生のカナヘビを捕まえられるということです。
ただし体が小さいため、ケージ内に少しでも隙間があるとすぐに脱走してしまう性質をもっています。
ケージは細かい空気穴つきの、かならずフタが密閉できるタイプのものを使用するようにしてください。
また餌をあげるときは、外の虫をそのままあげるのは良くないので、ペットショップで餌用のコオロギなどを買い与えることをお勧めします。
初心者向けの外国産トカゲ
中には外国産の珍しいトカゲを飼ってみたいという方もいると思います。
そんな方にお勧めしたいのが「ヒョウモントカゲモドキ」です。
正確にいえばこのヒョウモントカゲモドキはトカゲではなくヤモリの仲間に分類されるのですが、トカゲモドキという名前の通り見た目はトカゲそのものです。
さらに普通の外国産のトカゲなら欠かせない紫外線ライトが不要という手軽さもあり、こういった部分もヒョウモントカゲモドキが初心者向けである1つの理由です。
ニホンカナヘビのように性格も優しく、飼い主の顔を認識して餌をあげようとすれば近づいてくれるほど人なつっこくなり、手の上に載せて遊ぶことも出来ます。
もしも外国産の派手なトカゲを飼いたいのであれば、ヒョウモントカゲモドキから始めてみましょう。
ただしニホンカナヘビと違い、日本の温度には適応していませんので、かならず保温環境を整えてから飼育しましょう。
まとめ
○ニホンカナヘビは手に入れやすく、日本の温度にも適用しているため飼いやすい
○外国産のトカゲで一番初心者向けなのは、ヒョウモントカゲモドキ
○初心者向けのトカゲを選ぶポイントは、丈夫で性格が穏やかであること
今回はトカゲの飼育をしたい方に向けて、初心者向けのトカゲを紹介してみました。
やはり最初はニホンカナヘビから飼い始めて、慣れていってから徐々に他の種類にも手を伸ばしてみるという方法がベストではないかと思います。
どんな種類のトカゲであっても、まず最初にある程度の飼育環境を整えてから飼い始めるようにしましょう。