トカゲの日光浴を冬でもさせてあげる方法とは?

トカゲにとって毎日の欠かせない習慣といえば「日光浴」であり、どんな種類のトカゲでも太陽の光を浴びることは体内で必要な栄養素を合成するために必要なことなのです。

よって、トカゲを家で飼っている場合でも季節に関係なく日光浴をさせてあげることが重要なポイントになります。

しかし、日本の冬はとても寒いためトカゲを日光浴させるために外に出したら体調を崩したり、最悪の場合は死んでしまう可能性もあります。

今回の記事ではそんな危険を防ぐため、飼育しているトカゲに冬でも日光浴をさせてあげる簡単な方法について解説していきたいと思います。

スポンサーリンク
lizard-study.comレクタングル大

2つのライトを組み合わせ、人工的に太陽をつくる

日光浴のために一番欠かせないものといえば日光、つまり太陽が必要になります。

冬でもトカゲに日光浴をさせるためには、ケージ内に擬似的な太陽をつくる必要があるのですが、これは2つのライトを組み合わせることによって可能です。

まず1つ目は紫外線ライトと呼ばれるもので、トカゲにとって必要となる紫外線を照射してくれるライトです。

ただしこの紫外線ライトは保温性にかけるため、もう1つのライトを組み合わせる必要があります。

そこで2つ目のバスキングライトというものを用意します。

このバスキングライトはケージ内の特定のスポットに光を当てることで、その場所の温度を高めることが出来ます。

この2つを組み合わせることによって、太陽光のような紫外線と温かさをケージ内でも再現でき、冬でもトカゲに日光浴をさせてあげることが出来るというわけです。

トカゲに日光浴をさせてあげないとどうなるのか

そもそもなぜトカゲに日光浴が必要なのでしょうか。

それは紫外線に含まれるUVBがトカゲの体内でビタミンDを合成し、このビタミンDが不足しているとトカゲの骨がボロボロになってしまうからです。

ビタミンDが不足し、骨がボロボロになる現象を「くる病」といい、トカゲを飼育している人ならば一番気を付けなければいけない病気です。

くる病にかかってしまったトカゲは手や足の骨が曲がって移動が困難になったり、口の骨が変形して餌を食べられなくなってしまうことがあります。

このくる病を防ぐためにも、冬でも日光浴をさせてあげることが大切なのです。

まとめ

○どんな季節に関わらずトカゲは毎日の日光浴が必要不可欠
○バスキングライトと紫外線ライトを組み合わせることによって、擬似的な太陽光が再現できる
○毎日の日光浴によって、ビタミンDを合成し、トカゲの骨を丈夫にすることが出来る

今回は冬でもトカゲに日光浴をさせてあげる方法について解説しました。

記事を見てお分かりの通り、トカゲは初期設備や電気代が非常にかかる生き物ですが、無事に最後まで育てられた時の達成感はひとしおです。

冬はなかなかトカゲにとって厳しい季節となりますが、今回の方法を実践して乗り越えていきましょう。

スポンサーリンク
lizard-study.comレクタングル大

lizard-study.comレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする