トカゲの卵の特徴や孵化する数、幼体の育て方とは?

トカゲといえば爬虫類ですので、卵を産むということはみなさんご存知だと思います。

しかしその卵はどんな特徴があって、一回でどのくらい産卵するのか、無事に孵化できる幼体は何匹くらいいるのか、親トカゲは幼体をどのように育てるのか、これらの事実についてはなかなか知っている人はいないのではないでしょうか。

今回の記事ではトカゲの卵の特徴やトカゲの育て方についてまとめてみましたので、ぜひ読んでみてください。

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トカゲの卵の特徴や産卵数など

トカゲの卵の特徴としては、鳥類の卵と違って少し弾力があり表面がぶよぶよした感触になっているということです。

色自体は真っ白で楕円に近い形をしているため、遠めから見るとニワトリの卵とは大きさくらいしか違いが分からないと思います。

トカゲが一度に産卵する数は約15~30個とされており、メスのトカゲの体が大きければ大きいほど体の中に保有出来る卵の数も多くなりますので、産める卵の数もそれに比例して多くなります。

特に日本に住んでいるカナヘビなどは世界中のトカゲの中でも特に小さな種類となりますので、多くても一度に産卵できる数は8個くらいとかなり少なめです。

卵の見た目もかなり小さく、カナヘビの卵の大きさは成人男性の親指の爪くらいの大きさしかないため、探し出そうと思ってもなかなか見つけることはできないでしょう。

またトカゲやその他爬虫類に共通している特徴としては、産卵するときは外敵に見つからないように土の中や岩の影などに卵を産んで、隠しておく習性があります。

親トカゲによる卵や幼体の育て方

親となったトカゲは卵を産んだ後はメスのトカゲだけがその場に居座るようにして、卵を外敵から守るようにします。

その間メスは餌を食べることが出来ないので、産卵をする前はメスは本能的に餌をたくさん食べるようになります。

トカゲが卵や幼体に対する育て方の特徴としては、基本的に放置するということです。

例えば卵の状態ではメスのトカゲが一応見張りはしていますが、一度孵化して幼体となれば、親トカゲは子どもたちの行きたいように行かせます。

ほとんどのトカゲはこのような育て方をするのですが、ヨロイトカゲ科の仲間にはきちんとした子育てをするトカゲもいます。

なんと幼体が孵化したあとも、メスのトカゲが餌をとってやり、子どもたちに分け与えるのです。

なぜこのような生態になったのかは不明ですが、まるで哺乳類のような、しっかりとした子育ての本能が備わっているようです。

まとめ

○トカゲは一度に15~30個の卵を産むとされており、体長次第でも数が変わることが分かっている
○カナヘビは小さいため小型の卵を最大でも8個くらいしか生むことができない
○基本的にメスのトカゲは卵の見張りはするが一度生まれた幼体の面倒はみない

以上がトカゲの産卵、卵や幼体の育て方についての簡単な解説となります。

今回ご紹介した内容以外にも、世界にはあっと驚くような産卵方法をとったり、ヨロイトカゲのように母性本能あふれる子育てをするトカゲがいるのかもしれません。

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