トカゲの卵が孵化する時期や孵化方法について

トカゲの生態として一般的に知られているものといえば、虫を食べたり、脱皮をしたり、尻尾を切断したりするといったことであり、実はトカゲの卵や孵化の知識についてはなかなか知られていません。

今回の記事ではそんな普段は注目されないトカゲの卵が孵化する時期や孵化方法について詳しく解説していきます。

トカゲの生態について今よりも知識を深めたいという方はぜひ読んでみてください。

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トカゲの卵が孵化する時期とは

トカゲの卵が孵化する時期というのは、そのトカゲの種類によっても大きく異なってきます。

例えば日本国内に生息しているカナヘビの場合は、6月から7月にかけて産卵し、8月ころに卵が孵化します。

卵が孵化する時期は気温にも左右されるため、平均気温が高い地域に生息しているカナヘビは平均気温が低い地域に生息しているカナヘビよりも一週間から三週間ほど孵化の時期が早まるとのことです。

もちろんこれは野生化での話ですので、ペットとしてトカゲを飼っている方にとっては卵が孵化する時期などはあまり関係がありません。

夏場に孵化させるブリーダーもいれば、冬場に孵化させるブリーダーもいます。

そう考えると、やはり野生のトカゲは外の気温や湿度などを感知して、卵や幼体にとって最適な時期を見計らって産卵しているのかもしれませんね。

トカゲの孵化方法について

次にトカゲの孵化方法について解説していきます。

一般的にトカゲは産卵から約40日ほど経ってから孵化を開始しますが、これも環境によって多少の異なりが生じるようです。

トカゲの卵はブヨブヨとした感触で、トカゲの赤ちゃんが内側から鼻先でつつくことによって殻を破ることが出来ます。

ちなみにトカゲの卵は産卵した状態から上下を逆にしてしまうと、トカゲの赤ちゃんが孵化できなくなるという事態が発生してしまいます。

なのでトカゲのブリーダーの方は、トカゲが産卵した直後に卵の頂点にマーカーで印をつけて、上下が逆になることがないようにしています。

またトカゲの孵化方法については種類ごとに特に違いはなく、世界中のトカゲに共通しています。

あくまでも環境に左右されるのは孵化する「時期」だけだということです。

まとめ

○トカゲの卵が孵化する時期は温度によって早まったり遅くなったりすることがある
○飼育されているトカゲは産卵、孵化する時期は特に決まっていない
○トカゲの孵化方法は全ての種類に共通しており、環境などの外的要因に左右されるのは産卵の時期のみ

今回はトカゲの産卵、孵化、の時期や方法についての解説となりましたがいかがでしたでしょうか。

野生のトカゲは卵を産んでも、他の動物たちに食べられてしまうため孵化する確率がとても低いそうです。

そのため自分で穴を掘ったり、隠れ家となる場所を見つけたりしてなんとか子供たちを生き延びさせようと頑張る母親トカゲの姿を見ると、どの種の生物も母は偉大であると感じますね。

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