トカゲの飼育にはなぜ赤いライトが使われるのか?

トカゲを飼育している人のケージをみると、ほぼ必ずといっていいほど赤いライトが設置されています。

トカゲを飼ったことが無い人にとっては、なぜライトに色がついているのか、他の色ではダメなのか、など様々な疑問が沸いてくるのではないでしょうか。

今回はトカゲの飼育の際になぜ赤いライトが使われるのか、その理由などについて説明していきたいと思います。

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赤いライトの用途とは

トカゲの飼育で使われる赤いライトのほとんどは「赤外線ライト」と呼ばれるものです。

例えば「赤外線ヒーター」という言葉は私達の生活にも馴染みが深いのではないでしょうか。

トカゲにとっての赤外線ライトは私達にとっての赤外線ヒーターのようなもの、つまりケージ全体をポカポカと温めてくれる保温用の道具ということです。

ですので、朝方や昼間などトカゲが体温をあげて活動するために赤いライトは重要な役目を果たすことになります。

赤いライトの他にも、爬虫類用の青いライトもあるのですが、これは夜間に使う保温ライトとなっています。

赤いライトよりも温度の高さは抑えられており、青色は夜の月明りを表現しているのだそうです。

本格的な飼育環境を作りたいという方は、赤いライトと青いライトの両方を準備しておくと良いでしょう。

赤外線ライトだけではなく紫外線ライトも必須

実はトカゲの飼育の際には赤外線ライトだけではなく、紫外線ライトも用意しなければトカゲの健康を損なうことになってしまいます。

なぜならトカゲは野生の状態では自分の好きなタイミングで日光を浴びることが出来るのですが、飼育下ではそれができないからです。

トカゲが日光を浴びられなくなってしまうとカルシウムの生成が出来なくなり骨が弱ってしまうので、私達が紫外線ライトを用意してあげる必要があります。

トカゲ以外にもカメレオンや亀なども同じ理由で紫外線が必要になります。

餌に粉をまぶしてカルシウムを補充するタイプの爬虫類用サプリメントも売っているのですが、骨を丈夫にするためには紫外線ライトが一番手っ取り早く、効果も出やすいのでお勧めです。

注意していただきたいのは、トカゲの種類によって紫外線の強さに対する耐性も違いますので、自分の飼っているトカゲにはどんな紫外線ライトが効果的なのか、ペットショップの店員さんに聞いてみたり、ネットで調べたりしてみると良いでしょう。

まとめ

○赤いライトがトカゲの飼育に使われているのは、赤外線による保温のためである
○青いライトもあり、こちらは夜間の保温に使用される
○トカゲの飼育には赤外線ライトと紫外線ライトの2種類が必須になる

以上がトカゲの飼育に赤いライトが使われる理由です。

記事をみてお分かりかと思いますが、実はライトの色はあまり関係なく、赤外線や紫外線といった「光の性質」が一番のポイントとなります。

みなさんもトカゲ飼育用のライトを買うときは、色自体にはあまり気をとられず機能面で選ぶようにしましょう。

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