いろいろな動物をペットとして飼ってみたい人にとって、この動物とこの動物は一緒に飼っても大丈夫なのかという疑問が沸くのではないでしょうか。
例えば犬と犬、猫と猫など同じ種類の動物を一緒に飼うと仲良くなるイメージがありますが、動物の種類が違ってくると予想だにしないトラブルが起きてしまう可能性もあります。
今回の記事ではトカゲと猫の飼育の組み合わせについて、一緒の環境で飼育をしても良いのか、注意すべき点などについて解説していきます。
なるべく一緒の環境には置かないこと
結論から先に述べますと、よっぽどの事情が無い限りはトカゲと猫を一緒に飼育することはやめておいた方が良いです。
なぜならトカゲと猫はお互いに牙や爪といった武器となるものが備わっており、万が一の事態が起きてしまうとお互いがケガをしてしまう可能性があるからです。
またトカゲと猫が接触しない状態であったとしても、トカゲにとっては猫に捕食されるかもしれないというストレスが常にかかっている状態が続き、体調を崩してしまう可能性もあります。
良くテレビやSNSなどのメディアでは違う種類同士の動物が仲良くしている映像が流行したりしていますが、あのような事例が全ての動物に当てはまるわけではないという事を頭に入れておきましょう。
この条件だったら一緒に飼育しても良い
トカゲと猫を一緒に飼育するのは危険だという説明をしましたが、それでも飼育したいという方はいると思います。
そのような場合には、部屋を隔離し、猫がトカゲのいる部屋に絶対に侵入できないという条件付きでなら飼育が可能です。
部屋を隔離すればトカゲの視界に猫が入りこまなくなるので、自分が食べられてしまうのではないか、というストレスがかかるのも防ぐことが出来ます。
ただし猫はとても臭いに敏感ですので、トカゲを触った手でそのまま猫を触ったりすると嫌がられてしまう可能性もあります。
トカゲを触ったり、トカゲのケージなどを掃除した後はかならず手を洗ったり消臭スプレーなどを使用して、その都度臭いをリセットしてから猫と触れ合うようにしましょう。
そしてトカゲの餌やりやケージの掃除のときなどに誤って猫が侵入してこないように扉の確認はしっかり行ってください。
まとめ
○猫とトカゲはお互いに牙や爪を持っているので、原則的に一緒の飼育は控えた方が良い
○お互いが触れ合わない環境でも、視界に入っているだけでストレスがかかる可能性もある
○部屋を完全に隔離出来る状況なら、一緒の家で飼育しても良い
今回はトカゲと猫を一緒に飼育することについて、その危険性や注意点も含めて説明させていただきました。
どうしても一緒に飼育したい場合は、とにかくお互いが見えない状態、接触できない状態をつくり、ストレスを与えないようにしてあげましょう。