日本を代表するトカゲといえば、カナヘビです。
日本全国に生息し、野生で捕まえることができるうえ寒さにも強いため、子どもでも飼育が簡単にできます。
しかし飼育が簡単といっても、正しい方法で飼わなければ早く死なせてしまう可能性もあります。
ということで今回の記事ではカナヘビの正しい飼育方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
カナヘビの飼育のために準備しておくもの
まずカナヘビの飼育のために必須となるものをご紹介します。
まずはトカゲを入れるケージですが、見た目にもこだわりたいのならアクアリウム店などに売っているキューブ水槽などをお勧めしますが、そうでなければ昆虫などを飼うときに使うプラスチックケースでも十分です。
次に床材、床材というのはケージの底に敷く土や砂のことをいいます。
ペットショップなどに売っているトカゲ飼育用の土がありますのでそれを使用するのも良いですが、野良のカナヘビを捕まえた場合はそこの土を持ってかえってケージに敷き詰めるのも良いでしょう。
あとは水入れですが、これは小さくて底が浅い入れ物を使用してください。
底が深すぎると、体が小さいカナヘビは溺れてしまう可能性もあります。
外国産のトカゲと違って、温度をそこまで高くする必要がないので保温球は冬場の本当に寒いときでない限りは必要ないでしょう。
餌に関しては一般的にペットショップで売ってるコオロギやミルワームなど、小さい虫を使用すれば問題はありません。
カナヘビを飼育するときの注意点
次にカナヘビを飼育する際に注意しておくべきことを解説していきます。
まず最初のうちは多頭飼いは控えて、1匹ずつケージに入れて飼育することをお勧めします。
カナヘビにストレスがたまったり、発情期になったりするとお互いに噛みついたりすることがあるからです。
そしてもう1つのポイントは霧吹きで適度に湿度を保ってあげる事です。
イグアナやフトアゴヒゲトカゲなどの外国産のトカゲは乾燥した地帯に住んでいるため、そこまで湿度は必要ないのですが、カナヘビは日本の環境に適応しているためある程度の湿度が必要です。
毎日霧吹きで軽くケージ内を吹いてあげることで、適切な湿度を維持してあげると良いでしょう。
霧吹きをするときはカナヘビに直接かからないように注意してください。
まとめ
○カナヘビは野生で捕まえることができ、日本の環境に適応しているため飼育しやすい
○ケージ、床材、水入れは事前に用意しておくこと
○霧吹きをケージにして、ある程度の湿度を保ってあげると良い
今回はカナヘビの飼育方法について説明をしました。
お手軽に飼育できるのはもちろんですが、大切な命なので最後までしっかり育ててあげましょう。
毎日きちんとお世話をすれば、餌をあげるときに寄って来るなどの可愛い一面も見せてくれますよ。