トカゲ飼育の際、多くの人がダニ対策について頭を悩ませます。
ダニが発生したまま放置すればさらに増殖し、ケージ内がダニの排泄物などで汚れ、最悪の場合トカゲが死んでしまう場合もあります。
今回はトカゲの飼育のときに知っておきたい、初心者でも実践できるダニ対策についての知識をご紹介していきます。
床材の交換がポイント
トカゲ飼育の際のダニ対策の一番ポイントといっても過言ではないのが、床材を定期的に交換することです。
床材というのはトカゲのケージの底に敷くもので、土やウッドチップ、砂、ペットシーツなどがこれにあたります。
トカゲを飼う場合はほとんどの人が土か砂を床材として使用していますが、土の場合は特にダニの発生が起きやすいです。
なぜかといえば土は保温性と保湿性に優れているため、湿気が大好きなダニにとっては絶好の住処になりうるのです。
もしも土を床材として使用していてダニに悩んでいるという方は、もっと小まめに床材を交換するか、思い切って他のタイプの床材を試してみることをお勧めします。
ダニを駆除するために、駆除剤を床材に直接散布したりするのはトカゲにも悪影響を及ぼしますので絶対にやめておきましょう。
ケージ内を清潔に保ち、床材を交換することがダニ対策の一番の有効策です。
トカゲに温浴をさせてあげる
もう1つのダニ対策方法として有効なのが、トカゲに温浴をさせてあげることです。
温浴というのは読んで字の如く、少し温かめのお湯をタッパーやトレイに張り、そこにトカゲをお風呂のように浸からせてあげる事をいいます。
温度は35℃から37℃くらいにかけてがベストだと言われていますので、温浴をさせる際は必ず温度計で温度を測りましょう。
こうしてトカゲに温浴をさせることで、体に付着してなかなかとれなかったダニや糞の汚れなどを取ることが出来ます。
温浴をしたことがないトカゲにとって、いきなりお湯に浸からせることは難しいのでかなり浅くお湯を敷き、足元だけでも浸かるくらいにして慣らしておきましょう。
温浴はお腹を温めて、トカゲの消化器官の活動を促進してくれる効果もありますので、ダニ対策以外にもプラスの効果をもたらしてくれます。
まとめ
○床材を小まめに交換しケージ内を清潔に保つことでダニ対策につながる
○トカゲに温浴をさせることで体に付着したダニやその他の汚れをとることができる
○トカゲの温浴はお腹を温めることによる消化器官の活動の促進といったメリットもある
今回はトカゲの飼育の際に知っておきたいダニ対策のポイントについてまとめてみました。
どれも初心者の方でも実践できやすいものになっていますので、ぜひ試してみてください。
特に床材はかなりダニのたまり場になりやすい場所ですので、特に気を付けると良いでしょう。