みなさんはハンドリングという言葉についてご存知でしょうか?
ハンドリングとは小動物を手の上に乗せてスキンシップをとることを指します。
しかし怖がりな人にとっては、トカゲをハンドリングさせることはなかなか難易度が高いですよね。
今回は怖がりな人でも、トカゲをハンドリング出来る方法についてご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
トカゲをハンドリングしても良い条件とは
まずトカゲのハンドリング方法を知る前に、トカゲをハンドリングしても良い条件をあらかじめ知っておく必要がありますのでまずはその条件について解説していきます。
第一の条件はある程度飼育が続いて、人に慣れている状態だということです。
例えば飼育したばかりのトカゲですと、手を差し出しただけで攻撃してきたり逃げ回ったりしてしまう個体も多いのですが、何年か飼育を続けていくうちに手を出すと寄ってくるようになる場合もあります。
かならずトカゲとのある程度信頼関係が結べた上で、ハンドリングを行うようにしてください。
第二の条件はトカゲが餌を食べてお腹が満たされている状態であるということです。
トカゲに限らず爬虫類はお腹が空いているときには動くものを餌だと認識してすぐに噛みついてしまいます。
逆に満腹状態であれば噛みつくことはありませんし、動きも鈍くなっているのでハンドリングしてもちょこまかと動き回ることがありません。
かならず餌を食べさせた後にハンドリングを行うようにしましょう。
安全なハンドリングの方法
ハンドリングをする際の第一ステップは、トカゲを掴むことから始まります。
トカゲを掴む安全な方法としては、胴体を手全体で優しく包み込むように掴むことが大事です。
絶対に頭や尻尾などを掴んだりするのはやめてください。
特に尻尾を掴むとトカゲは尻尾を自切してしまうことがありますので、胴体を優しく掴む方法を試してみてください。
トカゲを掴んで持ち上げることが出来たら、あとは手のひらに乗せるだけです。
このとき指全体を少し曲げて、トカゲが落ちそうになったときのストッパーをつくっておきましょう。
これらの簡単なことを実践するだけで安全なハンドリング方法の出来上がりです。
まとめ
○ハンドリングをしても良いトカゲはある程度人に慣れていて、満腹状態であることが条件
○トカゲを掴む際はかならず胴体を優しく包むようにすること
○手のひらに乗せたあとはかならず指を少しまげて、トカゲが落下するのを防ぐ
今回紹介したハンドリングの条件や方法を知っておけば、怖がりな人でも上手にハンドリングを行うことが出来ます。
それでも不安だという方は噛まれても絶対に痛くないような小型のトカゲから試してみてはいかがでしょうか。