トカゲというのはまるで恐竜がそのまんま小さくなったような姿をしたものが多いです。
特にコモドドラゴンという種類のトカゲはその大きなサイズも相まって、まるで恐竜が現代に蘇ったかのような錯覚を引き起こすほどです。
今回はそんなトカゲと恐竜の生態の違いや共通点などについての解説をしていきたいと思います。
足の構造の違い
トカゲと恐竜の一番の違いといえばもちろんその大きさなのですが、体のパーツ的に考えると足の構造が根本的に違っています。
頭の中でティラノサウルスを想像して、その次にトカゲを想像してみてください。
実際に想像してみた方なら分かると思いますが、ティラノサウルスは足が体に対して垂直に生えており、前足が上がっているため二足歩行のような感じになっていますよね。
それに対してトカゲは体に対して足が横方向に生えているため、地面を這いつくばるような動きしかできないという事が分かると思います。
一応恐竜もトカゲも爬虫類に分類されているのですが、近年の研究により恐竜はどちらかといえば鳥類に近い要素があるのではないかという情報もありますが、また不確定なものとなっています。
コモドドラゴンについて
序文に述べたように、コモドドラゴンという種類のトカゲはトカゲの中でも最も恐竜に近いと言われています。
コモドドラゴンは縄張り争いの際に相手と組みあう喧嘩をするのですが、その時に尻尾を支えとして直立状態となります。
その立ち上がる姿がより一層恐竜のような姿に見えるのです。
ちなみにコモドドラゴンは口内に致死性の細菌を持っているため、1回噛まれるだけで最近に徐々にむしばまれ、最終的には死に至ってしまいます。
さらに尻尾が長く、自由にコントロールできるため、一振りするだけでかなりのダメージを相手に与えることが出来ます。
この毒性や尻尾の威力を考えると、恐竜よりもさらに怖い存在かもしれません。
まとめ
○恐竜とトカゲの違いは足が体に対して縦方向に生えているか、体の横についているかで判別できる
○恐竜は爬虫類に分類されるが、鳥類により近いという研究報告もある
○コモドドラゴンはトカゲの中でも特に恐竜に近く、直立することも出来る
今回は恐竜とトカゲの主な違いや共通点についての解説をしました。
恐竜についての研究はいまなお調査がされており、新しい研究報告が突然出てくるということも珍しくありません。
最近ではティラノサウルスに実は羽毛があった可能性がある、という非常に面白い調査報告も出ていますので、私達が想像し得ないような本来の恐竜の姿がこれから明らかになるのかもしれません。