みなさんはトカゲの指の数は何本?と聞かれたときにすぐ答えることが出来るでしょうか。
ほとんどの人は正解を即座に答えることは出来ないと思います。
それくらい私達はトカゲの手や指について注目したことが無いからです。
ということで今回の記事ではトカゲの指の数やトカゲの手はどのような役割を果たしているのかについて解説して生きたと思います。
トカゲの指の数は何本か
結論から言うと、トカゲの指の数は5本であり人間と同じです。
トカゲと非常に見た目が似ているヤモリも指の数が5本あるかと思いきや、ヤモリの場合はなぜか指の数が4本です。
そしてカエルの場合は不思議なことに、種類によって4本指の個体もいれば5本指の個体も存在しています。
私達人間やチンパンジーなどの類人猿はものを掴んだり道具を使うことをするので5本の指が必要になるのですがトカゲの場合はそこまで複雑な動きをするわけではないのに5本も指を持っています。
木の上に住む習性を持つトカゲもいますが、もちろん5本の指をフルに使うわけでもないので、なぜトカゲが5本も指を持っているのかハッキリとした原因はまだわかっていません。
ただしトカゲの場合は指先についている爪が必要不可欠であり、この爪があることによって巣穴を深くまで掘ることが出来たり、外敵を引っかいて自分の身を守ることが出来ます。
指の本数が増えることによって、使える爪が増えることにもなりますのでもしかしたらこのような理由で指の本数が5本になったのかもしれません。
トカゲはなぜ手を振る仕草をするのか?
いくつかの種類のトカゲには、人間が挨拶をするように手を振る仕草をする行動が確認できます。
実はこの手を振る仕草にはアームウェービングという呼称がつけられており、意味がある行動なのです。
このアームウェービングは正確には手を振っている訳ではなく、手をぐるりと回しているだけなのですが、これは相手に対して敵意は無いよという意思表示となります。
例えばトカゲ同士が向かい合って、自分に勝ち目がないと悟ったトカゲはアームウェービングをして降参のアピールをします。
トカゲの種類によってはアームウェービングを求愛行動に使用したりするものもいるらしく、同じ仕草でも様々な意味合いを持っていることが分かります。
まとめ
○トカゲの指の数は5本であり、全ての種類に共通している
○トカゲにとって爪は非常に重要な役割を担っている
○トカゲの中にはアームウェービングと呼ばれる、手を振るような仕草をするトカゲもいる
今回はトカゲの指の数やトカゲの手が果たす役割についての解説をしました。
もしかすると今後進化を続けていくうちに、人間のように物を掴んだりすることが出来るトカゲが現れる日が来るかもしれません。