トカゲだけど足がない!アシナシトカゲの詳しい生態とは?

トカゲとヘビの一番の違いを考えてみてください、と聞かれたとき、みなさんはどんな答えを出しますか?

多くの方は、トカゲには4つの足があって、ヘビには足がない、という答えを出すと思います。

もちろんそれは正解なのですが、実はトカゲの中には、まるでヘビのように足がない種類のトカゲもいるのです。

今回はそんな足がないトカゲについて詳しい生態などをご紹介していきます。

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足がないアシナシトカゲとは

まるでヘビのように足がないトカゲは確かに存在し、アシナシトカゲという見た目をそのまま表した名前がついています。

正確にいうと、アシナシトカゲは足が「退化」しているのであって、もともと足がないヘビとはその点で違っています。

さらに他のトカゲのように、尻尾を自分で切断できる機能をもっていますので、外敵に襲われた際は自分の尻尾をおとりにして逃げることが出来ます。

餌についてもコオロギやバッタなどの小さい昆虫を主食としているため、足が退化していること以外はほとんど他のトカゲと生態が一緒であるということが分かっています。

ちなみにヘビとこのアシナシトカゲはほぼ見た目がほぼ一緒なのですが、簡単に見分ける方法があります。

それはアシナシトカゲにはまぶたがあるため、じっくり観察してみるとまばたきをする瞬間が確認できるはずです。

ペットとしても人気のアシナシトカゲ

まるでヘビのように足がないアシナシトカゲですが、実は爬虫類好きの間ではペットとして人気が高いです。

ただしヘビの飼育とは違って、トカゲですので紫外線ライトがかならず必要になるという点では少し手間がかかるとも言えます。

またアシナシトカゲの中では、トカゲを主食とする種類もいるため、餌の確保が非常に難しくなる場合もあります。

これらの点から分かるように、アシナシトカゲはペットとして人気であると同時に、その飼育環境の難しさから、ある程度トカゲについての知識が豊富である人でないと飼いこなすのは難しい種類となっています。

また普通のトカゲとは違い、アシナシトカゲは警戒心が強く、なかなかハンドリング(トカゲを手の上に乗せたりすること)をさせてくれません。

もしトカゲが好きでペットとして飼いたいと思っている方は、アシナシトカゲから飼い始めることはやめておいたほうが良いでしょう。

まとめ

○アシナシトカゲという足がないトカゲが存在する
○アシナシトカゲは足が退化している点以外は他のトカゲとほぼ一緒の生態である
○アシナシトカゲはペットとして人気が高いと同時に、飼育の難易度も高い

今回ご紹介したアシナシトカゲは2008年にアメリカで新種が発見されており、これからまた新たな種類が発見される可能性もあります。

なぜ足が退化したのかという理由についても、いまだハッキリとした事実は解明されていないらしいので、これから調査が進んでいけば、そのほかの生態についても詳しいことが明らかになるのかもしれません。

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