みなさんはペットとして動物を飼う上で、自分になついてくれるのか、なつかないのかという点はとても重視するのではないでしょうか。
犬や猫が人気なのは、もちろんその可愛さもあるのですが、何年も生活を共にすることによってたくさん自分になついてくれるからです。
ではトカゲは飼育していると人間になつく可能性はあるのでしょうか?
そしてトカゲを自分で増やしてみたい人のためにも、上手く繁殖させる方法についてもこの記事で解説していきたいと思います。
トカゲは飼い主になつくのかどうか
結論からいうと、トカゲは飼い主の顔を覚えて実際になつくことが確認されています。
ただし犬や猫よりも、根気よく何年間も愛情を持って飼育を続けなければなかなかなついてくれません。
そしてトカゲを自分になつかせるためには、餌やりの時間が一番のキーポイントとなります。
例えば餌となるコオロギなどをケージにただ入れるよりも、ピンセットなどでトカゲの口元に運んであげると、飼い主のことを餌をくれる存在だと認識してくれます。
それを毎日繰り返すことで、ケージを開けただけでもあなたの顔を見て寄ってくれるようになるはずです。
さらになつくと餌を指でつまんでトカゲにt直接食べさせることも出来ますが、あまりなついていない状態でこれを行うと指を噛まれてしまう危険がありますので注意してください。
ハンドリング(手の上にトカゲを乗せること)もトカゲとコミュニケーションをとる方法として非常に有効的です。
ハンドリングに慣れていないうちは軍手を着用した状態からスタートし、慣れてきてから素手でハンドリングを行うと良いでしょう。
トカゲを上手く繁殖させるために
トカゲが自分になつき、上手く飼育できるようになってくると繁殖にも挑戦したくなると思います。
トカゲを繁殖させるためにはまず交尾をさせなければいけないのですが、ここでクーリングという方法が有効になります。
クーリングとは夜間のケージ内の温度を15℃くらいに下げることで、これをすることによってトカゲが交尾をする確率が高くなり、繁殖につながります。
クーリングをした次の日はまた温度を普段通りに戻すことを忘れないようにしましょう。
交尾が無事に完了し、メスが産卵の準備期間に入るとお腹のふくらみが出てくるので見た目から判別することが出来ます。
このときに床材として敷いてある土の厚みを増やし、卵を隠すために十分なスペースをとってあげることでトカゲの繁殖をスムーズに手伝うことができます。
まとめ
○トカゲも毎日愛情を持って飼育を続けることによって飼い主になつく
○ハンドリングやピンセットによる餌やりでトカゲとのコミュニケーションが深まる
○トカゲの繁殖を上手く行うためにはクーリングが重要なポイントとなる
トカゲが飼い主になつくという事実を今回の記事で初めて知った方も多いのではないでしょうか。
もしこれからトカゲを飼育してハンドリングなどにも慣れて、繁殖にチャレンジしてみようと思った方はぜひこの記事を参考に実践してみてください。