トカゲを飼育している人にとって一番気を付けたいのが、トカゲが病気にかかってしまうことです。
もちろん飼育環境を整えて病気にさせないのが大前提ですが、もしトカゲが病気にかかってしまった場合はそれをいかに早く発見できるのかが重要になります。
そしてトカゲの病気の症状は目の特徴から読み取れる場合もあります。
今回の記事の中ではトカゲの目の特徴から読み取ることが出来る、病気の症状やその対策方法について解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
トカゲの目が開かないという症状
飼育しているトカゲの目が開かない、もしくは開けずらそうにしているという症状が出てきた場合、それはビタミンAの欠乏や湿度不足、細菌への感染などが考えられます。
特に目ヤニが多く出ているという特徴が確認できる場合は、細菌に感染してしまっている可能性が高いので迅速に動物病院に連れていったほうが早期に解決が可能です。
ただ目を開けずらそうにしているだけなら、野菜や爬虫類専用サプリメントなどでビタミンAを補強してあげたり、霧吹きを使ってケージ内の湿度を高める方法を試してみてください。
この方法を試してみても改善が見られない場合には、やはり動物病院などの専門機関に診てもらうことを優先しましょう。
治療後も細菌が目に入り込むのを防ぐためにも、毎日ケージ内を清潔に保つことを意識してください。
そして毎日トカゲの目をしっかりチェックし、変な様子や特徴的なサインが出ていないかを観察することが大事です。
紫外線ライトにも注意が必要
トカゲの飼育に欠かせないアイテムといえば紫外線ライトですが、この紫外線ライトも安全に扱うようにしないとトカゲの目に害を及ぼしてしまう可能性があります。
例えばトカゲと紫外線ライトの距離が近すぎる場合、トカゲにとっては至近距離で太陽を見つめるようなものですので、網膜が傷ついて細菌が入り込みやすくなってしまうリスクが増大します。
またケージが狭いのに、大きめでワット数の強い紫外線ライトを使用してしまうとこれもまたトカゲにマイナスな影響を与えてしまいますので、小さいケージには小さめの紫外線ライトを、大きめのケージには大きめの紫外線ライトを使用するなど使い分けをすることが大事です。
もしもトカゲが目を開けずらそうにしていたり、目ヤニが多く出ているという特徴が見られた場合には、今使っている紫外線ライトをケージからもっと離してみたり、ワット数の低いものに変えてみるなど工夫をしてみましょう。
まとめ
○トカゲは病気になると目に何かしらの特徴が現れることがある
○目ヤニが多く出ている場合は細菌へ感染してしまっている可能性が高い
○紫外線ライトとトカゲの距離をしっかりと離して、網膜を傷つけないようにする
今回ご紹介した通り、トカゲを飼育している方は毎日トカゲの状態をチェックし、変な様子はないか注意深く観察することが病気の対策の第一歩となります。
もし病気にかかってしまった場合でも発見が早ければ早いほど助かる確率も高くなりますので、毎日のトカゲの体調チェックを欠かさないようにしてください。