野生のトカゲは曇りの日ではどんな活動をするのか?

トカゲに限らず爬虫類といえば、寒さに弱く、雨の日などはめったに外で見かけることはないですよね。

では曇りの日の場合だと、トカゲは外に出て活動をすることはあるのでしょうか?

今回の記事ではトカゲが曇りの日にどんな活動をしているのか、その理由などについても説明していこうと思います。

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トカゲが外に出るときの条件

トカゲが外に姿を現すときには、ある条件が揃っていないといけません。

それはトカゲが太陽からの紫外線と赤外線を浴びることができること、小型の虫などの餌が地上に現れていることです。

太陽光の赤外線が必要なのはトカゲ自身の体温を高めて、餌の探索などの日中の活動のエネルギーを準備しておくのに必要だからです。

紫外線はビタミンD3を体内で合成し、カルシウムを吸収するのに役立ちます。

トカゲが木の上に登ったり岩の上に登ったりして目をつむっていることがありますが、あれは太陽光をなるべく多く浴びるために地面より高いところに移動しているという事です。

ただし日向ぼっこをしているときは鳥類などの外敵に見つかりやすい状態なので、このときトカゲは音や空気の揺れを五感で感じて、すぐに逃げられるように準備をしています。

曇りの日にトカゲは外に出るのか

では曇りの日ではトカゲはどんな活動をするのでしょうか。

実は晴れの日とそこまでの違いはないのですが、気温が低いため活動時間が短くなります。

太陽光は雲に遮られていても、赤外線や紫外線は目に見えないだけで地表にしっかり届いています。

なのでトカゲは曇りの日でも、ある程度の日光浴はするようです。

餌の探索活動に関してですが、曇りの日でも昆虫は外で活動をするので、こちらも晴れの日とそこまで変化はありません。

少し違いを挙げるとするならば、土の中に潜って活動しているミミズなどは曇りの日になると地上に出てきますので、晴れの日よりも曇りの日のほうがミミズを捕食する確率が高くなります。

ただし雨が降ってしまうと一気にトカゲの体温が奪われるうえ、虫たちも地上に出なくなるためトカゲの姿を見られることはありません。

まとめ

○トカゲが外に出るのは太陽光を浴びて、餌を探索するため
○曇りの日でも太陽光は届くので、トカゲは外で活動している
○雨が降ってしまうとトカゲの体温が低下するので外で活動している姿は見られなくなる

今回の記事では曇りの日にトカゲがどのような活動をしているのかについての解説をしました。

もし野生のトカゲを見てみたいなら晴れの日に探してみるのが一番ですが、曇りの日でも地上で活動しているトカゲを確認できるはずです。

そのときにトカゲがどんな動きをしているのか観察してみるのも面白いかもしれません。

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