トカゲの呼吸や心肺機能についての衝撃の事実

みなさんはトカゲの生態についてどのくらいの知識をお持ちでしょうか?

尻尾の自切や脱皮することなどの特徴的な生態については知っている人も多いと思いますが、トカゲの呼吸や心肺機能についての知識を持っている方は少ないと思います。

今回はそんな普段は注目されづらい、トカゲの呼吸や心肺機能などについての驚きの事実を紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク
lizard-study.comレクタングル大

トカゲの呼吸は鳥類と同じ

恐竜の先祖が鳥類であるということは近代の研究によって判明したことですが、それと同じようにトカゲの先祖も元をたどれば鳥類に当たります。

呼吸方法もそのときから変わっていないため、トカゲの呼吸は鳥類と同じです。

鳥類とトカゲの呼吸の特徴は、酸素と二酸化炭素を交換せず、一方通行で肺を通過して出ていくということです。

人間の呼吸はみなさんがご存知の通り、酸素を吸って二酸化炭素を排出しますが、このガス交換が鳥類やトカゲには見られないということです。

このようなトカゲの呼吸法は酸素をより多く取り入れて活動エネルギーを体に蓄えることが出来るということが判明しています。

渡り鳥などは長時間空を飛び続けなければいけないので、このようにエネルギーを貯蔵できる呼吸法になったのではいかという仮説もあるそうです。

トカゲの心臓について

それではトカゲの心臓の構造はどのようになっているのでしょうか。

ちなみに人間の心臓は2つの心室と2つの心房によって構成されているため、その通りに「2心室2心房」と表現されます。

驚くべきことにトカゲの心臓も人間と同じ2心室2心房の構造をとっています。

しかし人間の心臓よりも心室と心房の境目が不完全であるため、人間のように綺麗に動脈血と静脈血が分かれるという事はありません。

その事実を考慮しても、トカゲという人間とかけ離れた動物が人間と同じ心臓の構造を持っているということはかなり衝撃的な事実ではないでしょうか。

ちなみに両生類は2心房1心室と、爬虫類の心臓よりも一段階退化した状態になっています。

まとめ

○トカゲの呼吸は人間のように酸素と二酸化炭素の交換を行わない
○トカゲの心臓は2心房2心室ということで、人間の心臓の構造とほぼ同じである
○トカゲは心房と心室の境目が不完全なため、動脈血と静脈血が人間のように分けられていない

今回はトカゲの呼吸や心肺機能について、あまり知られていない衝撃の事実について解説をしました。

特に心臓については人間と似たような構造もあり、驚かれた方も多いのではないでしょうか。

この記事に興味を持った方はぜひヘビや亀など他の爬虫類の呼吸や心肺機能について調べてみることをお勧めします。

スポンサーリンク
lizard-study.comレクタングル大

lizard-study.comレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする